円熟

flhsoftailc2006-06-05

モントルージャズフェスティバルのこのアルバムはビル・エバンスの傑作の1つと言われている。このアルバムでエディ・ゴメスが初登場し以降11年間演奏を共にしている。良く言われる事だがこのアルバムのビルとエディのインタープレイはワルツ・フォー・デビーのビルとスコット・ラファロのそれを彷彿させる。正にラファロ以来の正妻といった感じだ。先日も書いた通り、今年の4月にNYのブルーノートの真ん前の席で彼を見た。手を伸ばせば彼のベースに触れる位の距離。彼の演奏は円熟味を増していた。パワーも若かりし頃の演奏に負けていない。やはり円熟味を増したチック・コリアとのインタープレイは絶品だった。エディが「これから演奏する曲は何千回演奏したか判らない位の曲だが今でも演奏するのが大好きだと」言って紹介したワルツ・フォー・デビーは生涯忘れる事は無いと思う。(大げさ)

取り敢えずは今夜もこれを聞いて気分はNYのJAZZ CLUBに浸ろう。(実はライブ地はスイス)
グラシアス、エディ!!!