真空管アンプ

真空管アンプの音というと柔らかく、帯域が狭く、優しい音といったイメージで古いラジオのようなしょぼい音だと思う人が多いと思う。実は自分もそうだった。随分以前からなんとなく気にはなっていたのだが聞く機会も無いし、話す相手もいない。ネットで調べてもどうも年配の方ばかりのようでいまいち踏み込めない。(先輩方すいません。)ところがひょんなことから入手した真空管アンプは自分の想像とは全く違う音がしたのである。暖かく、優しい音だが、パンチがあり歯切れが良くディテールまで再現するのだ。一見相反する特徴を見事に再現してしまう。自分はJAZZ、クラッシックを中心に聞いているが、例えばエニグマやカフェ・デルマー、ライ・クーダージョー・サトリアーニまで見事に奏でてしまう。本当に不思議なデバイスだ。もう1つの楽しみは自分でいじれる(壊す)事。新たなアンプを作ったり、レストアしたり、メンテ、チューンアップと工作が満喫できる。俺の場合中学校の技術の時間に作ったトランシーバーラジオは見事に鳴らなかった、初めての真空管アンプは生意気にもハイフェッツを繊細かつ大胆に奏でている。(自己満足の世界!!!)気になってる方は是非踏み込んで見てください。お待ちしてます。