ヨーロピアンジャズ

最近はヨーロッパのピアニストが注目される事が多い。アメリカの50年代60年代のピアノトリオとは明らかに違う傾向の音を奏でている。このカレル・ボエリーもその一人。初代ヨーロピアン・ジャズ・トリオのピアニストであり、実力はかなりのもの。独特の哀愁漂うフレーズはやはりヨーロピアンならではだと思う。黒人系のピアニストの哀愁とは明らかに違い、霧、森、古城なんかが浮かんでくる。こんなうす曇のときには良く合うと思う。